「XBOX GAME Rapala Pro Fishing 先行レビュー」
---釣りを語れない私にこのゲームは語れない---
釣りといったら、小学生の頃ニジマスを釣った経験しかない。
それも川で釣れず、馬鹿でもつれるような養殖場らしき所で釣っただけだ。
そんな私の手元にきた釣りゲーム「RapaLa Pro Fishing」は私が初めて体験する釣りゲームでもある。
さて、素人には明らかに情報が足りない説明書を片手に必死こいてプレイすること数時間。
風景は綺麗で、水中はもっと綺麗で、魚はまずまず綺麗で、人はとってつけた感じという印象を持つ。
釣りは本物らしいリアリティーを持っているような気にさせてくれて、実際に釣れた時はそれなりに嬉しい。
釣り糸の動きは生き物みたいだし、魚もそれなりに考えて生きている様子。
けっこう楽しいかもしれない。
とりあえず、数時間でそこまではプレイできて、そんな感想を得た。
そんなわけで、予想通り当たり前の感想しか語れない釣り素人の私。
残念無念。私にこのゲームの事を語るのはどうやら不可能というか、10年早い。
しかたないので、同じXBOXクランに所属する、その筋の人に評価を委ねることにした。
いや、本当はこのレビューを書くと決まったときから、頼もうと思っていたのだけど。
---釣り具メーカー勤務Amaginさんへお願い---
Amaginさんは釣り具メーカーに長年勤務しているスーパー営業マンで、当然釣りについての造詣が深い。
今回、この話をしたとき、快く受けて頂いたので、さっそくプレイしてもらって、いろいろ聞かせてもらった。
ちなみに、Amaginさんのホームページはここ「熱烈歓迎的次世代覇王遊技玩具機XBOX」で、所属XBOXクランは私と同じここ「雲湖椿狆」になる。
興味が湧いたら立ち寄って欲しい。
では、以下からをRapala pro Fishingについてのレポートとさせて頂きます。
--Rapalaって釣具メーカーの名前だったんですね。--
私はちょっと釣りにうるさいのでウンチクから語る事になりますよ。
ゲームの出来映えが良いので、多少ウンチクが辛口になる事をご了承下さいね。
まず、このゲームが冠しているRapalaですが、これはルアーメーカーです。
ですので、釣りを知らない方へ解るように謎のRapalaと言うルアーメーカーの説明をしなければならないでしょう
釣りの事をあまり知らない方でも「ルアー」という物は解ると思います。
魚の形をした疑似餌の事です。
とことん詳しい話は知らないけど、Rapala社の初代社長ラウリ・ラパラ氏が幼少の頃、湖に落ちる銀紙に魚が群がる姿を見て木を削り銀紙を貼り魚を釣ったと言うのがRapalaルアーの始まり。
それ以来、全世界で愛され、世界で一番売れている(流通している)ルアーメーカーに会社なりました。
日本でもたくさん流通されており、ルアーフィッシングをした事がある人ならば誰もが知る有名メーカーなのですが・・・正直釣り好きでもRapalaの冠で発売は日本の市場では難しいでしょうね。
このゲームが発表されたときに私は正直「ラパラかよ!」が正直な印象でした。
--なんでRpalaかよ?だったんですか--
なぜなら、Rapalaは定番メーカーなのですが、輸入物と言うことで値段がガタガタになっているからです。
売れている量では、国産よりRapalaの方が売れているのですが、要するに、どこにでも有る普通のメーカーになりさがってしまているんですよ。
多くの国産メーカーはプラスチックで作っているんだけど、中に重心移動システムを積んでおり泳ぎもそこそこで飛びは抜群って感じのハイテクルアーが主力です。
それに対してローテクは浮力が高く泳ぎはいいが飛びが悪い。
この飛びってのが、今のルアー釣りのポイントになるんですね。
ソロバンがラパラなら電卓が国産ってことかな。
もちろん、ソロバン好きの釣りユーザーもいるんですけど、そのユーザー層がどうにもゲームをプレイする層と噛みあわないんですよね。あくまで日本では・・・ですが。
--ワーコレだから仕方ないでしょうけど、例えばどのメーカーとかが理想的?--
「ラッキークラフト」「メガバス」「エバーグリーン」あたりの国内メーカーならば本体を買わせるだけの牽引力があったかもしれませんね。
もっと詳しく言うとバス釣りには「ラッキークラフト」「メガバス」「エバーグリーン」、トラウトには「バスデイ」「スカじっとデザイン」「スミス」、ソルトなら「ラパラ」「デユオ」「アイマ」、総合で「ダイワ」「シマノ」の複合メーカー協賛、「ラパラ」の複合メーカー協賛ならば最強でしょう。
アメリカ製ゲームなので無理ではあるんですが、実はこの辺のメーカーって、かの発売されなかったXBOXゲーム「フィッシングオンライン」では、けっこう協賛を得ていて、釣り具業界でちょっとした話題になっていたんです。
実にもったいないですよ。
--ゲームとしての感想は?--
基本的な今まで国内で発売されている釣りゲームのレベルはクリアーしています。
画像は、さすがXBOXだけあり、他機種で発売されている画像など問題外の出来ですね。
「浮き草」「橋桁」「水面の色の変化」「湖への写り込み」「魚」どれを取ってもリアルそのもので、正直、どこで釣っても釣れそうなリアルさは必見です。
ただそれだけに・・・「人」「ボート」の出来がイマイチなのが残念かな。
主役に力を入れているって事なんでしょうけど。
くどいようだけどフィールドの画像は素晴らしい物があってなかなか広いですからね。
しかもそのフィールド数は素晴らしいし、バス釣りの本場アメリカだけ有って主要なところを押さえています。
どれも行った事が無いので、正直ボートで走っているだけでも結構楽しめる。
公式サイトから抜粋すると、「50 万エーカーを超える豊富なフィッシングロケーション」って奴になりますね。
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ミネソタ州 (Lake Minnetonka、Mille Lacs)
フロリダ州 (Lake Okeechobee 1 & 2)
カリフォルニア州 (Sacramento River、Lake Castaic)
アラスカ州 (Kenai River、Half-Moon Lake)
テキサス州 (Sam Rayburn Reservoir)
アーカンソー州 (Table Rock)
ボーナスロケーション: アマゾン川、ドナウデルタ
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それから、漁種も豊富で、素晴らしいですね。
プレイ時間が短いので予想ですが、ボーナスロケーションのアマゾンやドナウでは
発表されている魚以外、例えば「ドラド」や「ピラルク」や「ピラニア」なども釣れるのでは?と想像しています。
余談ですが、公式HPなどでRainbow Troutがヒジマスになっているのはご愛敬で、ニジマスですね。
益々余談だが、サポートに先々週メールで「ニジマス」だよと連絡入れた時に、係に連絡をしておきますと言うメールが来たきり直さないMS社に少しガッカリしました。
(8/4時点で修正して頂きました。)
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ブラックバス (Largemouth Bass)
コクチバス (Smallmouth Bass)
ウォールアイ (Walleye)
クラッピー (Crappie)
マスキー (Muskie)
ストライプトバス (Striped Bass)
キングサーモン (King Salmon)
シルバーサーモン (Silver Salmon)
キタカワヒメマス (Arctic Grayling)
ヒジマス (Rainbow Trout)
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--ゲームの進行について--
フリーフィッシングでは、キャラクターをはじめロケーションや天候、難易度などを自由に設定してプレイ可能で、まぁ本当に普通の釣りゲームという印象です。
窓口は広いし、難易度をあげると、釣り感覚にけっこう近い。
トーナメントモードは、新ルアー&新ロケーションをGETできる勝負モードですね。
なかなかフィールドが広いから、戦略をミスすると勝てない真剣勝負のにおいがしてきます。
ここで勝ち進もうと思ったら、それなりに魚や釣り具の知識と、フリーフィッシングでのプラクティスが欠かせないでしょうね。
やはり、この辺の特に知識などの点で、日本語化して無い事が、マイナスに働いてしまいます。
しっかりカスタマイズして出せば、もっと広いユーザーに釣りを深く知ってもらえたのではなと。
単順にゲームとしての、バランスは非常に良いものをもっていますからね。
知識や腕を磨いて、トーナメントを勝ち抜いていくという事で、釣りがどんどん楽しくなっていくというか。
それだけに、そこまで行き着く親切さが少し足りてないのかなと。
Rapalaを知らない人、知っている人でも、750種類のルアーを収録しているRapalaのバイブル的な作りのゲームであるのに、英語やマニュアルの不足でそれが伝わり難いのが残念でしょうがない。
例えばオンラインの複数プレイ対応とかしていればちょっと違うんでしょうけど。
--実際の釣りとしてのリアリティーは?--
「人」「ボート」などの動きは、脇役だからしょうがないとするしかないですね。
特筆して誉められる点を上げると、特にルアーの動きで、相当研究されていることでしょうか。
従来の釣りゲームにありがちな、魚にルアーと言うミサイルを撃って引っ張るだけの消化型フィッシングゲームでは無くて、ルアーをうまく動かし、うまく食わせる感はしっかり出ているので、本物らしい雰囲気を表現できています。
--まとめるとこんな感じ?--
映語・ラパラ・人の3点が、ちょっとイマイチですが、この3点ををクリアー出来る人で有れば、確実に釣りゲームとしては最上級の出来です。
ただ、やはりプレイしていて思ったのですが、これからはオンラインじゃなきゃなって。
特に、当初発表されているフィッシングオンラインは是非出すべきだったと、このゲームをやって益々思いました。
といいますか、釣りのオンラインゲーム作るときは、もう是非私を呼んで欲しいですね。
絶対面白いものを企画できる自信があるし、金がかからなければ、協賛してくれるメーカー全部紹介出来ますよ。
--まじですか?私としては、それは是非参加して欲しいですね。--
やっぱりクリアーしたらルアーが入手出来るという時点でゲームっぽいですよね。
私なら全部賞金で買わせるかな。その方がリアリティーありますよね。
そうやってボートもエンジンも買わせる、竿もリールも買わせる、ウエアーも買わせる、サングラスも買わせる。
それに、オンラインなら釣りしない人でも手を出すと思います。
詳しい人が釣りのノウハウ教えてあげてもよいし、釣りの話なんかしなくても、それぞれがボートであつまってまったりとしゃべりながらチャットするだけでおもしろいでしょう。
時には同じボートに乗り釣りしたり、二人乗りのボートを買うためお金貯めたりね。
時にはボートを下りて、陸を散歩しながら釣りしたり、ルアーショップや喫茶店で会話したりとさ。
まさに、これから先のゲーム。そうXBOX360なら実現できると思います。
--ゲーム内で釣りを教えてたら、アウトドアでも教えてとかなるかもしれませんね。--
特にこういうまったりしたゲームは、今のXBOXに欠けてたと思うし、女性ユーザーとかも好むと思いますよ。
そうやって、ゲームでやさしく教えてたら、仲良くなって一緒に釣り行こうって話になってさ。
まあ最初はとりあえず食事程度から始めてね。
最後はゲームで出会って結婚しちゃいましたって。
実際XBOXのLIVEでもそういうこともありましたよね。
是非実現して欲しいというか、もう本当に是非私を呼んで下さい。
お返事待っていますよ。
--長々とありがとうございました--
そんな訳で釣り具メーカー勤務、Amaginさんに語ってもらったけど、私の持っていない視点で非常に詳しく語ってもらったので、非常に興味深い話が聞けました。
やはり、評価するのは、それなりに評価する為の技量というものが必要なのだなと痛感しましたね。
私自身も、360での新しい釣りゲームには期待していますので、そこは是非出して欲しいですね。
最後にRapalaですが、是非買って下さい。
これを多くの方が買って、MSさんが、「釣りゲーって売れるんだな」って思ってくれれば、次の360で出してくれるかもしれないじゃないですか(?)
Amaginさんも、それなりにしっかりと釣りできると評価しているので、とりあえず買って頂いても良い出来かと思います。
長くなりましたが、以上でレポートを終了させていただきます。
長文読んでいただいた方、ありがとうございました。
熱烈歓迎的次世代覇王遊技玩具機XBOX Amagin氏ホームページ
雲湖椿狆 XBOXクラン
Rapala Pro Fishing 公式サイト





非常に面白く読ませていただきました。
自分も釣りに関する知識が全くない素人なのですが、
こういった専門の方が書かれた副読本が付いていたら
購入も考えるのになぁと思います。
特に馴染みの薄いスポーツゲームの場合には、
副読本で多少金額的に上乗せされたとしても、
そのスポーツのいい導入になりますし、
結果として長くプレイしてもらえることになると思うのです。
自分がアメフトを覚えたのはゲームからなんですが、
メガドラ版テクモスーパーボウルのマニュアルやら、
PC版プレイメーカーフットボールの副読本やらは
テレビでアメフトを見る上でも十分に役に立ちました。
ワーコレに関してスポーツだから大丈夫なんて言われる方もいますが、
個人的にはスポーツだからこそ言語の壁が厚いと思っております。
ある程度のバックボーンがないと、
用語の意味からわかりませんし、よしんばそこは辞書で引けたにしても、
そのスポーツ固有の成句なんかは一般の辞書ではまず載っていませんしね。
そうすると結局そのスポーツに精通している人しか
まともにプレイすることができないことになってしまいます。
最近のコンシューマゲームは、ペーパーマニュアルでは
ゲームモードやコントロールをさらっとまとめておき、
ゲーム内で細かくチュートリアルをプレイさせたり、
リファレンスや用語集などはゲーム中に参照できるように
(ESPN NFLなんてトータル500ページくらい入っていましたし、
Pro Fishing Challengeも膨大な資料が入っていました)
している傾向が強いような気がしています。
だからこそワーコレでスポーツゲームを発売する際には、
ペーパーマニュアルをベタ翻訳してオシマイではなく、
少なくともゲーム内のリファレンス程度は
副読本に仕上げてほしいんですけどね。
もちろんある程度の専門家の監修の下で。
ごちゃごちゃ書いていたらまとまらなくなってしまいましたが、
こういうレビューが評価されるといいなとは思います。はい。
今までの先行レビューは、実は評価をすることを避けてレポートという形にしていたのですが、今回は専門家?の協力が得られたので、思い切って評価として書いてみました。
下手な評価は人の価値観を丸潰にしてしまうこともあって、そのような粗探しでゲームの価値を下げるような事になりかねないので、難しいものです。
やはり評価には、それなりの知識が必要ですからね。
Sakadenciさんの書きこみを読んで、思い出したのがDCで発売されたセガのアメフトゲームですね。
あれには、ユーザーを引き込むための別冊のアメフトのバイブルが付いていたようで、購入意欲をそそられたものです。
スポーツゲームはおっしゃる通り奥が深く、これからもっとリアルになっていくので、ゲーム操作だけのマニュアルでは、フォローは難しいでしょう。
ゲームとしての良し悪し以前に、結局は遊んでもらってナンボなんですよね。