「シアター XBOXとプロジェクター 選択のポイント」
大画面でゲームをやりたいと思う人は多い。
そして、一番の大画面が楽しめるのはプロジェクターだ。
最近は、プロジェクターも安くなってきたとはいえ、まだまだ馴染み深いものとは言えず、敷居が高いと思われているものではある。
そこで、今回はプロジェクターの選ぶポイントを、書いていこうと思う。
□プロジェクターの種類
現在、一般に販売されているプロジェクターには、二つのタイプがある。
映画鑑賞がメインのホームシアター用と、ビジネスユースがメインのプレゼンテーション用だ。
どちらが良いという事は、一頃では決められないが、お互い得意な所がある。
携帯性・輝度が優れていて、4:3の画面で投射するのがビジネス用で、設置性・静粛性・色の再現性に優れていて、16:9の画面で投射するのが、ホームシアター用になる。
無論、家庭内でXBOXをプレイすることを考えると、ホームシアター用がお勧めになる。
□プロジェクターの方式
現在、比較的手に入り易いプロジェクターには、二つのタイプある。
液晶方式と、DLP方式だ。
少し前まで、高額のDLPと、割安の液晶という感じではあったけど、最近は両者が20~30万のクラスで激突している。
ただ、まだDLPは80万クラスの高額クラスこそが、DLPならではの絵といえ、10~20万あたりは、総合的に見ると、液晶の方が、選びやすいと思う。
エプソン・サンヨー・パナソニック・ソニーあたりが、液晶方式で、三菱、PLUS、HPなどが、DLP方式を採用している。
競合クラスで比較すると、DLP方式は細やかでいて、液晶独特の格子状の線が目立たず、はっきりした絵作りしているのが、HPの絵作りは酷いので、三菱の機種しか、選択肢は無いだろう。
液晶方式は、ぱっと見の綺麗さだと、劣る面もあるかもしれないが、レンズシフトが標準的であることの設置性や、長年培ったXGA液晶パネルの調整が旬を迎えていることで、決して劣る物ではない。
□プロジェクター選択ポイント1 解像度
液晶方式にしても、DLP方式にしても、基本的にプロジェクターは、固定画素の方式をとっている。
つまり、どれだけの高精細で表示できるかは、パネルの性能で決まっており、これが少ないと、粗い映像になる。
今の主流になっているのは、854*480のSVGAと、1280*720のXGAパネル。
フルHDと呼ばれる1920*1080パネルは、まだ庶民価格には無く、あと3年ほど待つことになると思われる。
今後の次世代XBOXやHDTVのことを考えると、XGAパネルのものを選んでおくのがベストだろう。
一般的に120インチまでのの映像を映す場合において、XGAパネルで画質に不満を感じることは、まず無いだろう。
相場として、15万まではSVGA、それ以上はXGA、200万ぐらいでフルHDとなる。
□プロジェクター選択ポイント2 設置性
プロジェクターは、その光を照射して画面を作り出すという方式を取っているために、TVモニターのように、画面サイズが決まっているわけでも、長方形に必ずなるわけでは無い。
光の投射角度が直角でなければ、画面は台形に歪んでしまうことになる。
従来は、その台形になった画面を、光学的に補正する、台形補正(キーストン補正)という機能が基本だったが、画質劣化を招くという弱点があり、最近では、長方形に投射した画面を、そのままスライドして、無劣化で正しいサイズの画面を、任意の場所に映し出す、レンズシフトという機能が、広まりつつあり、この機能がついたプロジェクターは非常に設置性が高くなる。
このレンズシフトは、液晶方式では、かなり広まっているが、リーズナブルなDLP方式ではまだ少ない。
その点では、設置正は液晶方式に軍配が上がる。
また、画面サイズは、レンズの性能と、スクリーンまでの設置の距離で、ある程度決まってしまう。
最近は短小点レンズが主流で、さほど大きくない部屋でも大画面を楽しむ事が出来る。
□プロジェクター選択ポイント3 明るさ
プロジェクターの明るさは、アンシルーメンという単位で示され、ローソク1本分の明るさが1アンシルーメンだと言われる。
このルーメンが高ければ高いほど、映像が明るくなってくる。
ただ、綺麗で忠実な映像を再現するという点において、このルーメンは、高ければ良いという類の物ではない。
明るすぎる光出力では、黒い場面が灰色になってしまったり、非常に疲れる映像になってしまったりする。
このルーメンの高さが生かせるのは、プロジェクターを使用する際の部屋が明るいとき。
部屋が明るければ、それだけプロジェクターにも明るさが無いと、絵がほとんど見えなくなってしまう。
プロジェクターの本来の映像を再現するには、真っ暗な部屋で、500ルーメン程度の、一番光を落としたモードで視聴するのが基本だが、1000ルーメン以上の明るさをだせるプロジェクターを選択していれば、使用環境の幅が広がるという事だ。
ちなみに、ビジネス用途のプロジェクターは、明るさを落とす事が出来ない場合が多く、その点でも映画視聴には向いていない。
□プロジェクター選択ポイント4 コントラスト
コントラストとは、一番暗い色を1とした時の、一番明るい色までの表示の段階数であり、2000:1のように表記される。
色の表現力は、色数*輝度の段階数なので、これが高ければそれだけ再現性の高い表現力に富んだ映像になると言える。
ただ、このコントラストは、部屋の暗さに関連が高く、例えば明るめの部屋では、最低の黒がその部屋の明るさに依存する為に、コントラストは激減する。
あくまで、部屋もプロジェクターもできるだけ光を落とした、理想的な環境においての表記ではある。
一般的に、DLP方式の方が、コントラストが高いとされるが、20万クラスのDLPだと、黒表現の豊かさというより、白の明るさの方に力が裂かれている感じで、そこまでのメリットは感じない。
100万クラスのDLPプロジェクターになると、この黒表現の豊かさは特筆物である。
また液晶方式でも、SONYのように、明るい映像用と、暗い映像用で、自動的に設定を切り替える事で、理論コントラストを上げている製品もある。
□プロジェクター選択ポイント5 絵作り
現在のプロジェクターの一番メインとなる部分は、液晶ではエプソン(一部SONY)、DLPではテキサス・インスツルメンツが殆どを握っていて、その他各メーカーの違いは、それ以外の映像処理回路の違いや、そのメーカーが目指す絵作りの違いという事になる。
つまり、基本部分は同じで、それに独自の部分でのオリジナリティーで、プロジェクターを選ぶ。
忠実再現を目指すメーカーや、映える映像を作るメーカー、抜けが良い映像にしているメーカーなど、各社性格があるので、これは自分が好きな映像ジャンルや、自分が好きな絵作りを考慮して選択すればよいと思う。
これらのポイントを見極めて、プロジェクターを選択すれば、殆ど失敗はしないと思われる。
というより、最近のプロジェクターはどれも完成度が高いので、ハズレさえ選ばなければ、十分満足できると思う。





コメントする