私とワラキアと武装

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「XBOX GAME Fable 先行レポート その2」

初めて死んでしまったワラキア


ワラキアは、少年の内から、闘いを生業とする事を、義務付けられてしまった。

何故なら、彼には復讐をするべき者が出来たから。
何故なら、彼には闘いの才能が在ったから。
そして、彼の居場所は闘いを生業とする英雄ギルドにしか無かったから。


この英雄育成上と言うべき場所で、ワラキアが、走る事と、転がる事と、人を殴る事以外に覚えた最初の行動は、一人笑いおならだった。

ワラキアは、あの事件で心を壊してしまったのかもしれない。
一人笑いをすることだけで、自分を幸福にできるのかもしれない。
だから私はワラキアを笑わせた。
できるだけ人の前で笑わせた。
たまに、一緒に笑ってくれる人もいれば、冷たい言葉を返してくれる人もいる。
それでもいい。
一緒に笑ってくれれば、それは一人笑いじゃない。
いつか、皆が一緒に笑ってくれるようになるはずだ。


ワラキアは、あの事件でこの世界の汚さを知ってしまったのだろう。
おならをすることで、その自分に汚れを表現するようになったのかもしれない。
だけど、私はワラキアには、おならをさせなかった。
ワラキアには、すべて乗越えて品良く生きて欲しかった・・というのもある。
一番の理由は、私はワラキアのおならの音が好きになれなかった事だ。
ワラキアのおならの音は、ワラキアと似ずに可愛くなかった。


英雄ギルドがワラキアに学ばせたのは、(近攻)と(遠攻)と魔法(ウィル)の使い方だ。
ワラキアは、ここで学んだ技を成長させながら、人生を駆けていく事になる。

私はワラキアに、柔軟な闘いができる戦士である事を望んだ。
だから、ワラキアには、多種多用なスキルを、広く浅く学ばせた。

私がワラキアに学ばせた技は、その後いろいろな闘い方を私にもたらした。
例えば、キングクリムゾンを発動させて自分以外の時間をゆっくり動かしながら、界王券2倍を発動させて攻撃力を向上させ、炎の魔法剣を振り回してと、少年ジャンプさながらのアクションで、漲る悪党を殲滅する事が出来た。


初めてワラキアが絶命したのは、弓の練習をしている時だった。
いや、弓の練習をしているギルドの人と、和んでいる時だった。

私ができるだけ近くで見せようと、ワラキアをギルドの人の前に出したら、ギルドの人は、無表情にワラキアを射続けた。
止めてくれれば良いものの、そこまで思考が回っていない。

ワラキアは絶命した。

次に見たワラキアは、私がつい20分前に見たワラキアだった。
ワラキアと私の20分は、普通に無かった事にされてしまった。


ワラキアは一つ大人になった。
私も一つ勉強になった。
この世界は、そんなに死人に優しくない。


Fable 先行レポート 「私とワラキア」 プロローグ その1 その2 その3 エピローグ

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このページは、sukaが2005年3月17日 04:28に書いたブログ記事です。

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