夢幻の如く

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人間五十年、下天の内を較ぶれば、夢幻の如く也。
一度生を稟け滅せぬ物の有る可きか。

(御伽)
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2003年8/18 から 11/13日まで飾ったTOP画像です。
この感にXBOX Grooveの立上げがあった為長くTOPで使われ、サイトが統合されるまで使われました。

テーマは御伽。
御伽から感じたどこか儚い空気を表現したいと、有名な詩の一節より「夢幻の如く」を選び抜きました。

この言葉は信長が死に際に歌ったことで有名な「敦盛」から取っています。敦盛とは、平安後期の武将で笛の名手として知られていた平敦盛で、清盛亡き後の平家の総帥であった平宗盛の子です。源義経による平家追討の一幕である一ノ谷の戦いで御年17歳にて熊谷次郎直実に討ち取られ、その短い生涯を終えています。平家物語の中でその時の話が哀しく語られており、この詩もその中で出てきます。

この詩の意味は解釈のそれぞれで変わってきますが、人生の瞬きを表現したものだと私は思っています。人間の人生など一瞬の夢にでしかないが、その中で精一杯やろうという事です。

よく言われますが、この詩は人生寿命50年だけど頑張ろうという意味ではありません。下天の内と較ぶればとありますが、これは仏教観で下にある天界の四天王のことを現しています。彼らは寿命500年を持ち、下天の一昼夜は人間界の50年といわれており、それに比べれば、人間の人生は正しく夢幻に過ぎないのです。

と、色々調べた事書いてきましたが、一つ大きなミスをした事に気が付きました。この詩の舞台となった時代は平安時代後期から鎌倉時代の事であり、御伽の主人公である源頼道が活躍したとされるのは、平安時代中期である事です。
つまり、武家社会の始まりとされる時代に源氏に滅ぼされた、平氏の平敦盛の物語の「敦盛」を、公家社会全盛の時代に、源氏の流れを汲む源頼道の物語の「御伽」に持ってきてしまった事です。

時代違うやんか。君が代あたりにしとけば良かったかな。

コメント(2)

敦盛は清盛の弟 経盛の三男ではないでしょうか?

これは明らかに間違ってますね。
すいません。

書いた当時は大河ドラマ義経もやっていない頃で、鎌倉時代は関しては、その時代の小説も読んだ記憶もなく、かなり感覚的に掴んでいない分野だったので、調べ調べ書いていたところで、どこかで混合してしまいまったようです。

今ならもーちょっと掴めて来てはいますけど。
(つっても大河ドラマ1年分と小説2冊程度)
清宗と義宗が、宗盛の息子です。

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このページは、sukaが2003年12月 2日 20:38に書いたブログ記事です。

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