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[ MotoGP URT2 ]
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「XBOX GAME MotoGP URT2 公式大会参戦の記憶」

大会は明日、俺は長いブランクで忘れた運転感覚を取りもどそうと、練習部屋に入り浸っていた。


「組み合わせ決まったみたいですよ。今メールで送られてきました。」

(そういえば、まだ決まっていなかったんだっけ。まあ、どうとでも・・)
そう思っていたのは俺だけで、部屋にいた面子は、待っていましたとばかりにその言葉に飛びついた。

「え?本当に」
「あ~来てる来てる。」

皆が飛びつく中、なんとなく話題に入りたくなった俺も右に倣ってPCでメールを確認した。

(え~と。SUKA WordsBox・・)
俺がBブロックにその名前を見つけていた時には、もう部屋は組み合わせの話題まっしぐらになっていた。

「今回はEブロックまでですね。」
「あ~。俺Dブロックか~。」
「私Bブロックです。」
「あ、俺もBですね。」
「Aブロック片寄ってんじゃん。ヤバイな。」
「Bブロックもキツイね。常連ばっかりだ。悪魔のブロックになるんじゃない?」

(マジで?Bブロック・・やばいんだ・・)
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大会当日。俺はホームページに書いてあった通り、試合開始30分前の21:30にXBOX LIVEにログインをして待っていた。

(いつ始まるんだ・・ってかどんな感じで始まるんだ?)
そんな事を考えていたと思うが、いつのまにか眠ってしまっていた。

(やっちゃった?)
椅子で寝てたせいか、頭はボーッとしている。
結構な時間が過ぎたような気がしている。

時計をみると22:00丁度を指してた。
(セーフ・・・なのか?)
慌ててTV画面を見ると、既に審判から試合部屋に入るように誘いが来ている。

俺は意識が朦朧としたまま急いで部屋に入った。
もう他の面子は既に揃っている。
つまり一番最後だ。
(あ~あ~頭が働かないよ。)

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第一試合、頭が働かない俺は、1周目でアベレテージを50秒遅回るタイムをたたき出して最下位を独走した。

(俺の青春は終わっちまった。)
そんな事を考えながらも、自分の実力を考えると、結果が残せる大会じゃなかったので、ショックは感じてなかった。

「あ~ちくしょ~。」
一人、部屋で悲観にくれている人がいた。
この日の為に本当に必死で練習してきたのに、結果がでなかったようだ。

(ふん~大会らしいなあ・・)
もう俺は観客気分だ。

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2試合目を開始する為の部屋の作り直しが始まった。
なんでこんな事するのか解からないけど、まあ主催者には考えがあるんでしょ。

そんな2試合目は、大きなミスが一度しか起こらず、遅いながら安定して走れた事で、10位につけた。
ベテラン勢が占めるこのブロックで10位だから、まずまずだ。

揚々とした気分で戻ったロビーで、レフリーが最初に放ったセリフに耳を疑った。
「皆さんが速すぎて順位が取れなかったので、再レースにします。」


(・・・・はあ?)


確かに審判は1周遅れでゴールしていた。
しかし順位が取れない訳はない。

(あらら~弾みでボタン押しちゃったんだろうな・・)


猛抗議が始まった。
先ほど悲観にくれていた人も、今度は良い順位だったらしく必死に抗議をしていた。

「順位は解かるから、最レース必要ないですよ。」
弁護してあげる優しい俺。
一発勝負の大会に、審判の都合でこんな事あっちゃならないしね。
結局再レースは無しという事で収束した。

(さすが悪魔のBブロック。こんな事もあるのか。)

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第3試合を開始する為に、お決まりのように部屋の作り直しがされた。
試合部屋が満室になると、審判がレースを開始しようと切り出した。

「それではレースを開始します。」

(誰だあの人?)

審判は気付いていないのだろうか?
別人がいるんですけど?
ってかボイチャマークついてないから気付いてくださいよ。

「待って下さい。さっきいなかった人がいるんですけど。」
またまた弁護してあげる優しい俺。
コレ言わなかったら、一人参加できない状態で始まってたんですか?

さてこれは問題だ。
彼は耳が聞こえない。
タグからするに外人かもしれない。
ホストである審判は最終手段として、聞こえる事の無い忠告の後で、その人を部屋から追放した。
キックが付いているゲームでよかったですね。

そんな風に安心していたら、部屋に人が入ってきた。
(あ~やっと入れたんだ。)

これでやっと面子が揃ったと思ったら、先ほどのボイスチャットの無い人でした。
ボイチャ無いくせになんてふてぶてしい。
今度は審判も忠告無しで、部屋から追放しました。


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そんな事はあったけど、無事に選手は揃い第3レースが開始された。

順調に飛ばす俺。
一桁台取れそうかなと思っていたレース中盤。

世界が止まりました。

(落ちる・・落ちるのか俺?)
世界は再び動き出し、そして又止まり・・
今度はゆっくり動き、いきなり早く動き・・

「ラグって無いですか?」
回りに同意を求めると、どうやら皆ラグっている様子。

(レースにならないな。これは再レースでしょ)
ちんたらとゴールしてロビーに戻ったら、当然と言うべきか、もうその話題一色だ。

しばらく経って、どうやら審判が戻ってきた。
この審判、たまにボイスチャット着けてない節がある。

「じゃあ最終結果発表します。」

(えええ・・!!??)

「いま可笑しかったんですけど?」
「ラグってましたよ?」

当然のように抗議が殺到して、審判は始めてその事に気付く。
ホストだから無かったのかな?

(さすが悪魔のBブロック。こんな事始めてだ。)


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「じゃあ、確認しますね。」
審判のその言葉の後で、いきなりレースが始まった。

(またボタン押し間違えたな。)
走る人、その場で待機する人、色々いたけど俺は一応走った。
ぐだぐだだ。

「今のレースは無しです。」
ロビーで審判の言葉を聞き当然だと思いながらも、またまた仕切りなおして3度目の第3試合が始まった。

もうモチベーションは無かった。
言い訳じゃないけど、もうアカンかった。
1週目で3回タックルくらい、どん底に落ちると、そのままビリ。
恥の上乗り。


最終結果が発表された。
決勝に進めるのは、上位3名のみ。
当然最下位からの発表になるだろう。
俺は最下位だけにはなりたくないと思いながら、最初に名前が呼ばれないことを祈った。

「発表します・・1位!!・・」
(そっちからかい!!)

そんなベタなオチと、盛り上がらない発表があり、俺は何とかビリを免れて14位であり、そして俺の大会は終わった。
そして3位までに入った実力者の人は、これから決勝があるのだろう。
悲観にくれていた人は、やっぱり駄目だったようだ。
一発勝負の大会は本当に解からない。
ありとあらゆる意味で。


悪魔のBブロック
その真実をここに書いた。
この話はフィクションではない。

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このブログ記事について

このページは、sukaが2003年12月17日 18:08に書いたブログ記事です。

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