「XBOX GAME サウザンドランド TELA論」
「崖に好んで登ります。」
その説明書きを読んだとき大半の人が使うことを辞めたと思う。
色物のTELAを使う意味が、全くなかった公認大会の時代。
彼はそんな理由で棄てられたTELAの一つだった。
「クライマー最強伝説。」
公の場で初めてそれをブチまけたのは、自分である。
彼はデータ上では、取り立てよい所が無い。
体力が多いほうでもなく、足も速くはない。
出現時間も短く、攻撃力も高くはない。
知能も低いし、ジャンプも出来ない。
こんな彼を役立たずと決めるのは、おかしい事ではない。
だけど自分は最強だと言った。
なぜなら、彼はTELAと戦う事にかけては、エキスパートだったからだ。
どんなTELAだろうと素早く察知し、接近して切り刻む。
誰もが持ってそうで希少なその特徴は、大抵の場合相手に深手を与える事に成功する。
なにより、全てにおいて優れたTELA、スプラシャ―に最も強いTELAだった。
それらが彼の価値を高め、強TELAとして認知され、未だにその地位を保っている。
TELA殺しのクライマー。
彼はこれからもTELAと戦う為に呼び出され、切り刻み続けるだろう。





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