読本: 2005年3月アーカイブ

何か読んでる人

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電車の中には、さまざまな人間がいる。

寝ている人、話している人、遠くを見ている人と、それぞれが思い思いに演じていて、それぞれの電車生活を、基本的には嫌々ながらも満喫している。

私の電車の中での役は、何かを読んでる人だ。

漫画雑誌は週4冊は読んでいて、アメリカでは漫画読んでるビジネスマンなどいないと言われても、暇なものは暇なので、止める気にはならない。
漫画を読んでいない時は、大抵の場合は小説を読んでいて、読むのに時間がかかる小説だと、あっという間に電車生活が終わってしまう。

そんな私が最近読んでいるのは、歴史小説「平家」(全4巻)

おそらくこれからも書くだろう大河ネタの情報元になるだろう読み応えのある小説で、物語としての展開より、資料から推測される人物像を重視している小説。
根幹の幹以上に細かく枝分かれた、人物一つ一つのエピソードは、歴史好きの人間の心を、これでもかと、満たしてくれる。

一般に伝わる英雄賛歌的な源平合戦も面白いとは思うけど、また違う視点から歴史を見つめたこの本を読むと、この時代についての見方が変わってくると思う。

歴史はいつだって、勝者の歴史で、敗者の歴史は正確には伝わらない。
近い所では、第2時世界大戦の日本だってそう。
イメージに囚われすぎないで、敗者側からの歴史も受け止めなければ、真実には程遠い。
改めて、そんな思いを感じた歴史長編です。

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