この4年間、オシムから継続して、岡田もやろうとしていた、ポゼションとパスワークのランニングサッカーなのか、現実的な弱者が最も勝利を拾い易 い、守備的サッカーなのか。
最終的には、徹底的に守備的で、カメルーンアンチというべきサッカーを選択した。
それは、今現在では理想とする日本独自のランニングサッカーは、まだ出来なかったという事を意味してるのだけど、現実的な勝利を選択した事は、英 断だと思う。
試合は、カメルーンを自陣でガチガチに封鎖して、ボールに対して2人3人がかりでプレス。
そして、ボールを取ったときに、あまりリスクが大きくない程度に、それでいて弱点を攻めるというスタイルを徹底。
上手いこと本田が決めてたので、後半はさらに封鎖をガチガチにして、勝利をもぎ取った。
選手交代も、全て守備を強化するという目的に動いていた。
その采配と選手の中の意識の徹底は、前回のオリンピックのオーストラリア戦とは全く逆で、そういう意味では本当に一丸になった事での勝利だった。
この意識の徹底は、ここ最近の不調のなかで、油断も慢心も何一つ無かったという事での、効果だったのだと思う。
ワールドカップ前に好調で自信を付けすぎていた前回の日本とは、それが違ったとのだろうか。
最終的に23人に選ばれた選手は、正直、理想とするサッカーの為に選ばれた選手で、カメルーン戦のような守備的サッカーにするなら、もっと良い選 手はいた。
そういう中で、ギリギリの選択を決断して、今までの3年ほど作ってきたサッカーを捨て、それが勝利に繋がったのだけど、そこまで至るには苦悩が あったのだと思う。
ギリギリの選択の中で、自分の理想を押さえた、超アンチサッカー。
今後の日本のサッカーの形は、見えては来なかったのだけど、それでもワールドカップでの1勝は、本当に尊い。
日本おめでとう。
日露戦争で、騎兵隊を率いた秋山が、実際の戦場では、長年鍛え上げた騎兵を馬から下ろして、塹壕に篭って戦い、勝利を勝ち取った、その事がなんと なく浮かんできた。
次戦のオランダ戦では、どういう選択で来るのだろうかと、本当に興味はある。




カメルーン vs 日本 
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