PM-770Cというプリンタを購入したのは、もう5年も前になるのだろうか。
あの当時は、まだUSB接続が出てきたばかりで、対応していないパソコンも多く、私のPCには付いていたが、何となくプリンタケーブルで接続した。
当時、2万円半ばはしたこのモデルは、写真の印刷をすると、けっこう綺麗で、それまでワープロの文章を印刷するのに苦労していたそれ以前のプリンタに比べて格段に向上していて、それは別世界の産物のようだった。
それは、これからの時代を象徴するような商品だった。
昨日プリンターを購入した。
当時より少し高い3万円ちょっとで購入したプリンターには、スキャナーもコピー機能も付いていた。
当時とりあえずそろえたスキャナーより遥かに高画質のスキャンが可能で、コピー機能もコンビニで印刷したものと見間違うほどの、精度をもっていた。
プリンタとしての性能も高い、それ以上に製品としての質感も高く、操作もシンプルで、しかも高級感がありと、とてもじゃないが、PM-770Cとは別次元の商品に思えた。
あの頃、一般に広がりつつあった、PCとブロードバンドは、今や当たり前のように世間に行き渡り、マニアの趣向品だったプリンタは、今や高機能が当然の一般向けの製品になっていた。
パソコンにとって今までの5年は、その前の5年で地位を得た製品を、より洗練し、一般化させた時間だったのだろう。
プリンタ一つとってもそのことが良くみえる。
今年末にXBOX360が発売される。
これまでの5年は、DCとXBOXの時代だった。
PS2は、時代を後から均しただけのハードなので言及はしない。
DCで初めて角ばったポリコンが一応見られるようになり、アナログモデムでのネット対戦を実現させた。
XBOXでは、次世代に極めて近い映像と、サラウンド音声。そしてブロードバンドでの対戦を実現させた。
XBOX360の時代は、今まで積み重ねてきたことを、全て当然のように再現し、さらに向上させ、それを当たり前のように提供する時代になるのだろう。
今まで使えなかった商品から、なんとか使える商品へ。
今までなんとか使えるようになった商品から、それを当然のように使いこなす商品へ。
それこそが、正当な進化というものだろう。




時の流れ