それは交通です。
ホーチミンは、バイク天国です。
という話は知っていたんですけど、予想を遥かに超えるバイク天国です。
多くの道に、常にバイクがギュウギュウに詰まっている感じです。
道は、日本よりも広い感じで、それがバイクでギュウギュウに詰まっています。
最初は、朝の通勤ラッシュか何かだと思ってましたけど、夕暮れまでずーっとバイクで埋まっています。
バイクタクシーでもないので、いったい何をしている人か疑問になります。
イメージとしては、都内で地下鉄と鉄道を使う人が、全部バイクに乗っている感じでしょうか。
東京2000万人に対して、ホーチミンは700万~800万でしょうから、飛躍でもないと思います。
信号は、たまにある程度な感じで、目立ちません。
また、黄色という概念がありません。
日本人には良く解らない暗黙のルールに従って、ガンガン走ります。
追い越しも頻繁で、ブブーという合図をガンガン鳴らしまくります。
交通量が多くて信号が無い交差点もあって、道路が中心で円形になって、ノンストップで右折、左折とできます。
正面からくるバイクとは、空気を読み合って何とかしています。
一度タクシーに乗ったときに、左折バイクが大量に走っているところに、ストレートで突っ込んでいきました。(ベトナムは原則右側通行)
日本なら、バイクの横に車で突っ込むわけなので大惨事ですけど、こちらの人は上手く避けてくれます。
逆に、突っ込まなければ立ち往生するしかありません。
歩行者は、そのガンガン走りまくるバイクの隙間を歩いて道を渡ります。
歩行者の為の時間など、何も設けられていません。
日本でいえば、自殺をする為に道路に飛び込むぐらいな感じで、渡ります。
バイクはだいたい30Kmぐらいしか出ていないので、空気を読んで、速度を調整してくれます。
道路わきの歩道は、しっかりスペースがあり、そこでは屋台などが点在しています。
一度、その場所で子供達がボール遊びしていました。
日本では考えられない、おおらかさです。
高校生か中学生かという感じの人も、バイクでけっこう走っています。
若いだけあって、4人乗りとか無茶やってる所も見ました。
親御さんがバイクで送り迎えしているシーンもありました。
女性を乗っけているバイクカップルもわんさかいます。
お肌の触れ合いがオープンな国みたいです。
この国の交通は、バイクだからこそ成り立っている気がします。
バイクが車に置き換わったら、とても同じルールで走ることはできないでしょう。
バイクのような小回りは、車では難しいですから。
そんな国ながら、一度も交通事故の場面に出くわしませんでした。
みんな、運転が上手く、常に神経を張って走っているのでしょう。
小さな頃から、目の前にガンガンバイクが走っていて、自分も2ケツなどで乗っていたりして、いろいろ鍛えられているのかもしれません。
日本のように、交通システムが管理するというより、人間のマンパワーで何とかしている感じで、分離して守るのではなく、飛び込ませて慣らせる感じ でしょうか。
(といってもバイク事故は少なくは無いらしいけど、あの数のバイクで4日ぐらい街中を歩き回って一度も事故が無かったから、思ったより少ないと思 われる)
日本とは全く違うベトナム方式。
これはこれで、効率が良いのかもしれません。
常識というのは、所詮自分の世界の小さな価値観に過ぎないのだと、こういうときに思います。




ベトナムの交通
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