関ヶ原の小説を読んで、一つの言葉に対して、なるほどと納得した。
利巧
賢そうな印象を持つ言葉だが、その言葉を見ると、利が巧いとなる。
つまり、知恵の在る無しよりも、利に聡いかどうか、そういう事になるだろう。
敗北を覚悟しても、どうしても世の流れに乗って、利を選ぶ事ができなかった義の男、石田三成。
そんな三成に、やはり負けると解っていても忠義を尽くした島左近や、一緒に死ぬ子を選んだ大谷吉継。
そういう人間は、利巧とは呼べないかもしれないけど、数百年経った今でも、その生き方を好きだという人は多い。
人間は、なかなか利だけを巧みに生きていけないという事だろう。
さて、ゲーム業界の話となると、やはり企業であるから利は当然あるとしても、それぞれメーカーのスタンスが良く見える。
最も利巧なメーカーであるといえる、コナミは、XBOX1の時は、さっさと日本を撤退して、海外だけで販売をしていた。
そのコナミは、今度はWiiの勢いを見て、PS3を見限り始めたから、さすがコナミは利に聡い。
世界で1000万台を販売しているXBOX360は、既に利益ベースの台数を持ちつつあり、Wiiの勢いは日本でも北米でも、非常に大きい。
先行もしておらず、年末一番売れなかったPS3は、見込みがないと判断されたのだろうか。
既に5本程度のコナミのソフトが、販売中止と噂されているようで、さしづめ、コナミとは、戦国時代の大名としては、強い所に付く名手、京極高虎あたりであろうか。
ウイイレが来年PS3ででるかどうか、それが一つのポイントではあると思うが、ウイイレだけを出して、他は出さないという、そういう小遣い稼ぎが最も高い可能性として考えられる。
これは、ソフトにファンをつけているメーカーの強みであって、そうでない例もある。
過去には、あるハードで人気があったことを自らを過信して、利を取って、他のハードに出したとたんに、そっぽ向かれて落ちてしまった、ゲームアーツなどもある。
弱いハードで出す事を義として感じている人間から支持をされていたのが、一気に離れてしまったということだ。
人の心は、とても複雑だという事だろう。
私は、あまり利巧な人間ではなさそうだ。




利巧
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