世俗: 2004年12月アーカイブ

「人間は諦めが肝心だ」という言葉は、小さい事から聞かされてきたが、先日とある記事を読んで、全くその通りなんだと痛感した。

牛丼屋店長、クレームしつこいお客を刺殺。」

いわゆるクレームというものは、どこにでも存在するのだけど、たかだが400円の牛丼に向けられたこの客の執念は凄い。
何を諦めずにここまでクレームしたのか、到底理解できないが、された方はたまったもんじゃないだろう。

おそらくこの店長は真面目な人間だ。
最後の最後まで必死に誠意を尽くして、そして切れた。

不真面目な人間なら、途中で切ってる。
「いいよ別に2度と来なくて。金返したっしょ?営業妨害で警察呼ぶよ?」
まあ、それで解決しなそうな雰囲気は感じられるけど。

どちらかが途中で諦めていれば、殺人は起きなかった。
今回のは、クレームする方の思考回路の問題だろう。
クレームする時は、常識の範囲で要求を伝えて、それが実現したなら、さっぱり手を引く。
私自身が謝罪を誠意だと思っている人間ではないので、要求さえ実現すればなんでも良いってのはあるけど、出るもんが出たら、それ以上は出っこない。
100回の謝罪を貰っても1円の特にならないし。

それ以上を求めると、それはもう脅迫なんだよね。
稀に難癖つけて、色々求める人もいるけど、そういう方は自分が偉くなった気分に浸りたいだけなんだろう。
それに対する場合は、「適当に金渡して帰って貰う」か「完全に突っぱねる」のが、一番現実的ではあるんだろうけど。


この日本で、高々400円で大の大人2人の人生が狂ったという非常に滑稽な話。

時と場合にもよるけど、「人間諦めたら負けなんだ。」
・・・と言うのは絶対の真実ではないと思った日。

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