愛、それも愛

[ よくあること ]
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今日はどうでも良いニュースからの感想を。

「学校の教員が、目当てのキャバクラ嬢に会いたいが為、生徒から募金した金を70万パクった。
その募金は貧しい国に、車椅子をプレゼントするために使われる予定だった。」

さて、普通に考えて、いかんぜこれって事件ではある。
教師が聖職家なのか生殖家なのかは知らんけど、けっこうな不祥事であることには間違えない。

ただ、良く良く考えてみると、どちらも根源としては同じ。
誰かの為に、お金を与え、誰かにお金を与えるために、お金を盗んだ。
愛の為に貴方の為に起きた事件といえる。

さて、その募金についてだが、おそらく学校的な行儀として、学生が特に意義も無く適当に突っ込んだ金だろう。
すくなくとも、自分が小学生のときは、良くわからずに募金をしていた。
基本的には、とりあえず感は否めない。
誰かの為でもあるけど、自分の見栄や世間体の為にやったことでもある。
実際、その貧しい国に車椅子が送られてきたら、確かに喜ぶ人はいるだろう。
50万人ぐらいの人間が貧困で絶望から抜けられずに苦しむような国で、その数台の車椅子は、とても、数少ない人間を幸せにするだろう。

ただ、実際はそれだけではどうしようもないほど貧しい国は貧しい。
なぜ貧しい国が貧しいかといったら、貧しくなるような国だから貧しいのだ。
昔の人は「お腹が空いている人には、魚を与えるのではなく、魚を得る方法を教えるのだ。」といったものだけど、この車椅子は、魚を与えるということ。
根本的には、何一つ解決はしない。
だから募金をするなとは言わないし、救われる人もいる。
それでも、国自体が変らなければ、そこは永遠に地獄のような場所になる。
そこまでの解決できないから、今日も特に困らない程度のお金を募金する愛。

そして、本当に困っていたのはその教員。
お金の切れ目が縁の切れ目。
その子に会えなきゃ生きていけない、でももう金が無い。
近年、学生さんで済ます教員が多い中、ちゃんとプロの方にお願いするという分別を持った方だとは思うが、それでも愛は彼を狂わせた。
誰だって、死ぬか70万円かの選択技になったら、70万円を取る。
実際に死ぬかどうかは別として、たぶんそんな精神状態だったんだろう。
皆が集めたお金。
どうせ救うなら、自分を救ってください。
そんな事とか考えていたかもしれないし、実際に日本全国民に自分の為に募金してくれないかと考えたことがある人は、いくらでも存在するだろう。
それでも、お金を盗むと法律に反してしまう。
だから悪いことなんだけど、本当にキャバ嬢の為であったら、それは少しだけ理解してあげたい。

世間は愛に満ちて、どこもそこも愛だらけ。
そんな愛の溢れる世界はきっと希望に満ちていて、そして皆が幸せになれるって誰かが言ってたね。

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このページは、sukaが2006年6月 4日 10:59に書いたブログ記事です。

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