旧世代ハードのRPG

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FF12をプレイしている所をじっと見ていた。

昨日家に帰ると、そこには楽しみにしていたゴーストリコンAWは無く、FF12があった。
ゴーストリコンは、まだ届いていないようなので諦め、兄弟のプレイするFF12を見ていた。

まず、パッとみたグラフィックだけど、職人的な拘りで、非常に丁寧に作ろうとしている所に好感を持った。
ただ、あくまで、努力したという点に対する評価であって、実際のグラフィックの綺麗さや、画面の見易さに関しては、せいぜい20点ぐらいだろうか。

努力点、芸術点に80点を差し上げたいけど、画質と見易さは20点ぐらいが妥当になる。
これは、ハード性能の低さによる賜物なのだけど、そろそろ旧世代なPS2では、超人的な努力をもってしても、再現しきれなかったのだろう。
逆に、その超人的なテクスチャの書き込みによって、全体として粗い画面になってしまっているような印象すら受けた。
キャラのアップ画面のときは、そこに描画能力を集中させて、ある程度見れるようにはしているけど、引いた画面では敵の輪郭すらはっきりしない感じだ。
これが360世代なら、その超人的な努力によって、ムービーと感じられるほどのグラフィックを再現したのではないかと思うと、非常に勿体無く感じてしまい、残念でならない。

次にモーションというかキャラの生き生きとした動きをどれだけ再現できているか。
これは、40点ぐらいになるだろうか。
努力点というか、限界ギリギリの中で、上手く表現をしようというその心意気には、90点を付けたい。
しかし、ここもハードの性能が極端に足を引っ張っていて、なんとか40点に踏みとどまっているという印象だ。
ゲームのグラフィックというのは、このモーションというかキャラの生き生き感があるかないかで、ずいぶんと違ってくるのだけど、FF12は、さすがにそこはしっかりと押さえてる。
だけど、どうも動きがもっさりというか、やはり付いていってないというか、ラフ画で作られた映画を見ているような感覚になった。

システムとアクションについてだけど、横から見ていた分なので、良くは解らない。
ただ、戦闘などは、目指した物、やろうとした事は非常に良く解って、既存のRPGに対しての、アンチテーゼのようなものを感じた。
私は、コマンド型のRPGというのは、ハードがもっとショボかった時代の産物だと思っている。
どうしても、ハードの性能で描ききれなかった世界を、数字で表現した世界だと思っている。
本来のRPG(ロールプレイング)というのは、役割を演じるという意味であって、そういう意味では最近はFPS(一人称シューティング)や、MMORPGのようなネットゲームの方が、よっぽどRPGしているという現実がすでにある。
FF12には、その今までに馴染んできたコマンド型のRPGの良さを殺さず、本来のRPG的な要素をどこまで入れるかという挑戦のようなものを感じた。
実際に兄弟がプレイして「これだったらアクションRPGにしてしまっても良かったかも」という言葉に、システム面での多少の半端さを感じざるを得ないが、それでも、私は評価したいと思う。

おそらくFF12は、旧世代ハードの制約を受けた、最後の大作RPGになる。
旧世代のハードとの制約と、旧時代のRPGの定義の中で、本来のRPGの姿を求め、挑戦したゲームと言えるだろう。
もともとFFシリーズは、今までもその挑戦の歴史であって、だから私のようなFF1からのプレーヤーとしては、非常に興味深い作品になっている。
だからこそ、これが枯れ尽くしたハードで出たことは、あるい意味で残念だ。

次の世代、360やPS3の世代では、ハードの性能はずば抜けて高くなる。
その時に、どんなRPGが姿を見せるのか、それが今までに固められた日本的RPGであるのか、もっと違うものになっているのか、非常に興味深い。
願わくば、私がプレイしたいゲームでありますように。

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このページは、sukaが2006年3月18日 07:22に書いたブログ記事です。

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