ロッテが優勝した。
今期、交流線で1,2位を争ったソフトバンクとロッテはプレーオフでも拮抗した勝負を繰り広げた。
粘りづよく闘うロッテと、王道を行くソフトバンクの対決は、TVで見ることは適わなかったものの、非常に野球らしく面白い勝負だったんだろうと思う。
プレーオフには賛否両論あるけど、去年と合わせて、非常に拮抗した1、2点の凌ぎあいが目立つ。
その意地というかガチンコの勝負は、応援しているファンは死にそうだと思うけど、野球としてみれば非常に面白いと思う。
最後は粘りのロッテが制した。
ずば抜けた好打者も、数を打つ大砲もいないロッテではあったけど、交流線でもソフトバンクを押し切り、リーグ戦でも1位を取れないまでも、5ゲーム差を離されるのを最後まで許さなかった。
その粘り強さが生きた結果としての優勝だったと思う。
ソフトバンクの敗因は何か。
大きな要因としては二つだろう。
城島の不在と松中の不調だ。
おそらく城島が抜けなかったらロッテと5ゲーム差を付けることも出来ただろう。
今回の1点を争う勝負の一つぐらいは返ったかもしれない。
正捕手であり、司令塔であり、守備の要であり、ごっちゃん打者であり、今期一番ロッテとの試合でマスクを被ったであろう城島の不在は、決して小さくない。
そして、こんな時こそ、試合を決めなければいけない松中も不調。
攻守の要を欠いては、さすがにリーグ最強と思われるソフトバンクも勝てないだろう。
短期決戦では、そのようなことも起こる。
さて、現在のプレーオフは、2位以下は5ゲーム差離れると、優勝決定戦で一勝のアドバンテージが与えられるというルールだ。
去年も今年も4.5差で2位のチームが踏ん張って、逆転優勝をしている。
これはおそらく、物議をかもち出すことになるだろう。
私自身の見解からすると、これ自体には別に問題無いと思う。
現に、セリーグの1位と2位はここ10年で3回しか4.5ゲーム差以内に入っていない。
パリーグでは10年で6回とやや多い傾向にあるけれど、ここ2年はプレーオフによる所が大きいだろう。(参考)
それに、これ以上のアドバンテージをつけてしまうと、試合自体が成り立たなくなる。
また、この4.5ゲーム以内ぐらいのゲーム差は、どちらのチームの野球が強いかという所より、とんカモにする得意相手チームがあったかどうかという差で出る程度なので、このぐらいで良いと思う。
実際今年のホークスとロッテの戦績の差は、楽天と日本ハムをどれだけカモったかの差ではあったし、対西部に対しては、寧ろロッテの戦績が上回った。(参考)
いつか、西部ライオンズが、全球団に勝ち越したのに優勝できなくて納得できなかった事があったが、つまりそういうことだ。
2位と3位の試合には、アドバンテージは必要ない。
1勝1敗1引き分けで2位勝利という現在の程度で十分と思う。
ここで差をつけると、それこそリーグ戦1位の価値が落ちるだろう。
とはいっても、今期の西部のように、リーグで負け越しているチームが出場してしまえることもある。
それで優勝してしまうのも、変な話ではある。
さすがに負け越しているチームは、3位でもプレーオフ出場権は無しでも良いかもしれない。
これは、収益の問題にも繋がるので、何ともいえない事ではあるが。
一番の問題は、1位のチームの試合勘が、どうしても落ちてしまうことだろう。
2位と3位のチームは、3試合することによって、短期決戦の型を作り上げ、勝負勘をピークに持っていくことができる。
1位のチームはその間の2週間、必死にモチベーション維持との戦いに励まなくてはならない。
このことを一番感じているのは王監督自身であって、それは敗戦コメントの、4位のチームと試合をさせて欲しいという提案に現れていた。
これは、最もなコメントではあるので、4位や5位のチームとの試合。または4~6位のチームの選抜でも良いので、それなりに勝負として成り立つ形のものを、2試合ほど行っても良いと思う。
そんなわけで、西部もソフトバンクも敗退し、ロッテが優勝したプレーオフ。
昨今は野球自体の人気不調が叫ばれているし、私自身も時間の都合で野球をなかなか見れない状況ではあるけど、野球自体の人気が落ちたのではないし、その魅力が無くなったわけではないと思う。
落ちたのは、あくまで巨人の人気と、巨人の野球の魅力だろう。
私はアンチ巨人ではあるが、頑張って欲しいものではある。





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