嘘が真実

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人は、真実よりも嘘の方を簡単に信じる。

真実の理屈を話して信じさせるより、相手のイメージに添った嘘を話して信じさせるほうが、簡単という事だ。

これは、真実というものが、その人のイメージから離れている事が多く、直感で感じて解りやすい方を信じてしまう事が理由に挙げられるのだけど、それだけ、物事の本質を理解するのが難しいという事にもなる。

だから説得力を持って、相手を納得させたい場合は、相手の力量ではこう信じているだろう事を探って、相手のイメージを否定しないように、話してあげれば良い。
例え、それがイメージから来ている嘘だと解っていても、それを表に出すのはこの場合ご法度だ。

といっても、私は、あまり嘘をつくのが好きではない。
嘘が下手なわけではないのだけど、どうにも多用する気にはなれない。
誰にでも解るようなデタラメを書いても、誰にも解らないような嘘は、なるべく使いたくないし、だから、相手が不快を感じるだろうと思われる真実も、平然と言ってしまう事が多い。
そういった行為が、逆に相手に信頼できない嘘付きだと感じさせる事になると、理解していてもだ。
やりたくないものは、やりたくないので仕方ない。


そんな事を書いてる私だけど、私なら真実を見抜けるという事ではなく、やっぱり説得力ある嘘は信じやすい。
寧ろ、疑うことをあまりしないので、私は基本的には何でも信じやすい。
そうやって、誰の言葉でも普通に信じるので、たいていの場合、解釈のつじつまが合わなくなり、結果として、いろいろ詳しく調べて、真実の妥協点を探すことになる。
これは、一応は表面的に信じるけど、さほど深くも信じないという私の性格を現しているのかもしれない。
とりあえず、これが私が真実を決める為の方法。


掲示板の質疑応答を見ていると、イメージから来る嘘を、断定的に答えているような事を見かける。
故意にやっているかどうかは兎も角として、お互いそれで良いのかなと思ってしまう。

多分、それで良いのだろう。
相手にとっては信じたものが、真実なんだから。

嘘は本気でつけば真実になる。
一辺の曇りなく嘘をつけば真実になる。
信じるものは救われないけど、信じている間は救われている。

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