新撰組の感想はこれで最後になると思う。
「井の中の蛙大海を知らず、されど空の高さを知る。」
これは、まだ若い近藤が、ヒュースケンに語った言葉。
そして、近藤勇の生き様そのものだった。
大海を知らなかった青年達が、高い志を持って、必死に生きた。
それが今回の話。
そして、それこそがこのドラマのテーマだったと思う。
このドラマは本当に全話を見ないと理解できないほど、密度が高かった。
行動一つ言葉一つに複線が張られていて、それを忘れてしまった頃にリンクして、重要な意味を持つようになる。
「井の中の蛙大海を知らず、されど空の高さを知る。」
この言葉だってそうだ。
まだ数話に出てきたヒュースケンの話に出てきた言葉が、最終話とリンクした。
もしかしたら製作者が意図したものではなかったかもしれない。
だけど、私には彼の最後にでてきた場面が、彼という人を現していたように思えた。
処刑場に座した近藤。
そこには故郷のような美しい光景があった。
蛙が泣き、メダカが泳ぎ、紫陽花が咲き、鳥が飛ぶ。
それを見た近藤は、無精髭を剃って貰う事を求める。
その後で今度は生涯を終える事になる。
彼は井の中の蛙だったかもしれない。
だけど、空の高さは知っていた。
少なくとも私にはそんな風に思えた。
そんな印象を残して終わったこのドラマ。
思い出すのが去年。
放送直前に間に合わすように急いでレコーダーを買った。
それは間違えじゃなかった。
見れて良かった。
本当に見れて良かった。





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